最高裁判所が政教分離をめぐって初めて憲法違反と判断した裁判で、すでに廃棄したとされていた「愛媛玉串料訴訟」の裁判記録が、松山地方裁判所で見つかりました。戦後の民事裁判記録は数多く廃棄されていたことが明らかになっていて、専門家は「裁判所は記録の確認を進めてほしい」としています。見つかったのは愛媛県が公費から玉串料などを支出したことが、政教分離を定めた憲法に違反するかどうかが争われ、平成9年に最高裁が初めて違憲判決を出した「愛媛玉串料訴訟」の裁判記録です。

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