【医学/感染症】マラリア感染が骨を黒くする. 重要な熱帯感染症の隠れた病態を発見/大阪大
マラリア感染が骨を黒くする 重要な熱帯感染症の隠れた病態を発見
研究成果のポイント
・マラリアから回復後も、長期的な骨の異常や低成長に悩まされる患者がいる・マウスモデルを用いて、マラリア感染で骨恒常性が阻害され黒く変色し密度が減少する仕組みを解明・ビタミンD3類縁体であるアルファカルシドール※1の補給によりマラリア感染による骨量減少を改善概要
大阪大学免疫学フロンティア研究センター(IFReC)のCevayir COBAN(ジョヴァイア・チョバン)教授らの研究グループは、骨にマラリア原虫の生成物が蓄積することで骨に慢性的な炎症が起き、それが骨量減少の原因となっていることを発見しました(図1)。