【社会】三省堂、校長などを集めた意見交換会で検定途中の教科書を閲覧させたうえで現金5万円を渡していた
来年春から中学校で使われる教科書の検定が行われていたさなかに、教科書を作成している「三省堂」が公立の小中学校の校長など11人を招いて意見交換会を開き、外部に見せることが禁じられている検定途中の教科書を閲覧させたうえで現金5万円を渡していたことが分かりました。参加者のなかには、その後、どの教科書を使うかを決める「採択」に関わった人もいて、文部科学省は教科書採択の公正性に疑念を生じさせる不適切な行為だとして、30日、三省堂に対し公文書による指導を行うことにしています。